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2006年2月から4月で南極・南米を周りました。7大陸訪問達成!連絡先は以下でお願いします yuheihosono@hotmail.com
by yuheihosono
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ヨーロッパ周遊旅行記 第二十三日目 牛追い祭りとアルハンブラ

2006年8月28日 スペイン・San Sebastián de los Reyes

スペインの牛追い祭りといえば、パンプローナの牛追いが有名である。

が、その有名な牛祭りは、7月に開催されるため、8月末に開催
されるトマト戦争と一緒に参加することは現実的でない。

しかし、パンプローナ以外にも実は牛追い祭りが行われているという
情報がネットに記載されていた。

この町は、マドリッドから電車で30分というアクセスのよさもさることながら、
8月24日から31日までの毎朝牛追いをやっているため、
8月30日のトマト戦争とコンボで参加ができるというメリットがある。

行くっきゃないっしょ。

ということで、バルセロナからはるばる500キロ、
このロスレイエスの町までやってきた。

牛追いは、なんと早朝8時から開始されるのだが、
連日のドライブで疲労困憊だったため、起床は遅れに遅れた。

自分のタイマーでは目が覚めず、ホテルのフロントに頼んでおいた
モーニングコールで何とかベッドから起きたのが、7時半。

あせってホテルを飛び出し、会場に着いたのが15分前。

会場はもう参加者で膨れ上がっている。

思いっきり走れるかと思いきや、体が触れ合うぐらいの満員状態。

これでは、牛が来ても逃げ場が無い。

参加者たちは日本なら大学ラグビー部からすぐスカウトがきそうな

マッチョマンたち。

そして、血の気の多いスペイン人よろしく、みんな殺気立っている。(泣)

撮影用にD70のカメラを持参しているのだが、
どう考えても、ひとたび牛が来たら撮影なんて不可能である。

でも、ここまで来て逃げるのも、もったいなさすぎる。

ということで、安全第一のポリシーの崩壊を感じつつも、
スターティングポジションに着いた。

その時、後ろから警備の警官チームに声をかけられた。

ふと振り向くと、警官チームに腕をつかまれ、会場の外につまみ出された。

あわてて、戻ろうとしても、警官チームに道をブロックされてしまう。

どうも、カメラ持ち込みは危険すぎるため禁止らしいのである。

ということで、はい、結局会場の外から撮影になりました。

でも、今回だけはちょっとほっとした。

こんな冒険ばかりしている風に見える自分がいうのも何だが、

無事に帰ってこその旅である。だから、止めた事は正解だったと思う。

他人に止められて、自分のポリシーに気づくというのも間抜けな話だけどね。。


午前八時、空砲の音と共に牛追いがスタートした。

閉じられていたスタートゲートが開かれ、参加者たちが

闘牛場に向かって走り出す。

はじめの数十秒は、牛ははるか後方の枠の外にいるのか飛び出してこない。

観客の中で、勇気ある一群は、牛が走ってくるのを待ち受けている。

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そして、後方から一斉に人の波が動き始めた。

5-6頭ぐらいが、人間の全速力を上回るスピードで駆けてきた。

とてもじゃないが、走って逃げ切れるスピードじゃない。

でも、牛達はワンサイドに固まっているので、

逆サイドに逃げ切れば何とか無事に済む。。。

でも、問題は、みんなが同じ行動を取ることである。

レスラー並みのマッチョマン達が、

逃げようとお互いを突き飛ばすので転倒者続出。

そして、その上をお決まりのように、牛の一団が駆け抜けていく。

わずか数秒の出来事。

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映画の戦闘シーンの後のように、後には、
負傷者達が道路に2-3人倒れている。

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僕が見たのは、序盤の最も牛の速度が遅い段階である。

それでも、これだけの大混乱である。中盤以降がどうなったか、

非常に気になるところであるが、牛の逆流を防ぐために、

闘牛が行われるメイン会場へ向かう道はすぐに封鎖されてしまった。

15分ぐらいしてから封鎖が解かれ、メイン会場に向かった。




メイン会場では、牛追いに使われた牛たちの中の一頭が会場に放たれ、

牛追いの参加者たちと牛の追いかけっこが繰り広げられている。

しかし、参加者たちは地元の人間が多いのか、避けるのがとてもうまい。

もし一直線に逃げれば牛の速度が速いので捕まってしまうが、曲線を描くように

逃げれば牛は急な転回ができないので、そのまま行ってしまうし、

スピードが殺されてしまうのであたってもそれほど怖くない。

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でも、たまに、逃げる途中で転ぶ参加者がいて、

観客は興奮に包まれるのだが、牛は転んだ人間の手前でストップして、

他の参加者に向かっていく。

そう、牛さんは、実は結構心優しいのである。

目が慣れてくると、やさしい牛にちょっかいを出すいたずらっこたち、

という構図が鮮明に見えてしまう。

どうせなら、一人ぐらい華々しく牛の前に散って、スペインの男っぷり

を見せて欲しかったなぁ。。。

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今日の目的地のスペイン南部・グラナダに到着。

このグラナダには、スペインを代表する建築物、アルハンブラ宮殿がある。

アルハンブラは、赤い宮殿といわれ、夕日の中に真っ赤に染まる風景が

特に有名なのである。

当然、僕もこの風景を見るべく準備をしていた。

が、突如として、その前にこのグラナダから海峡を隔てて横たわる

アフリカ大陸を眺めて見たいと思ってしまった。

この20代最後の長期旅行であるヨーロッパ旅行の最南端の訪問として、

アフリカ大陸に挨拶をしたいと思ったのだ。

観光案内所のおばさんに聞くと、グラナダの後方にあるシエラネバダ

山脈に上れば、アフリカが見えるという。

ということで、シエラネバダ山脈に向けてドライブをした。。。。

眼下にグラナダの町を望みながら、風光明媚で名高いシエラネバダを

登った。。。が、途中の観光案内所のおばさんに衝撃の事実を聞いた。

アフリカ大陸は、自分が登っている山の反対側だった。

つまり、3000メートルを越す山の頂上に立たなければ、アフリカは見れない。

片道3時間のトレッキングあればいけるといわれたが、

絶対日没までには間に合わない。

ということでこれまで2度訪れたアフリカ大陸との再会を断念し、

一路アルハンブラの夜景を見に下山。

でも、不幸は重なるものである。

アルハンブラ宮殿の周囲の公園にカーナビをセットしたのだが、

アルハンブラの周囲の道は、数百年前から続く石畳のきわめて狭い道で、

一方通行の連続である。

全く近づけない。

途中で車を乗り捨て、公園に駆けつけたが、夕日の直後。

やっちまった。。。。有名なアルハンブラの夕焼けを見逃した。。。

やはり落日後は、赤のつき具合がいまいちなのである。

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でも、捨てる神あれば、拾う神あり。

アルハンブラ宮殿を後にし、グラナダの町へと降りる坂道で

素晴らしい光景を目にした。

日没後の残照が地平に残る中、グラナダの町に明かりがともりはじめていた。

そして、上空には、イスラムの象徴である三日月が顔を出していた。

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夕暮れの中、イスラムの古都にかかる三日月。

この完璧な組み合わせ。

トラブルも、幸運も常に背中合わせで起きる。

旅も、人生も、不思議なバランスに満ちている。

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by yuheihosono | 2006-10-01 13:32 | ヨーロッパ周遊旅行記
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