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2006年2月から4月で南極・南米を周りました。7大陸訪問達成!連絡先は以下でお願いします yuheihosono@hotmail.com
by yuheihosono
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<   2006年 07月 ( 46 )   > この月の画像一覧

最後の冒険

20代最後の長期旅行計画を策定中。

最終目的地は、ヨーロッパ。

アフリカ行って・南米行って・南極行って、最後にヨーロッパかよ!
と思うかもしれませんが、序盤は親父との旅行なのです。

祖母が亡くなって以来、人生で大切な人との大切な時間をきっちり
取っておく事の大切さを感じているので、
いつかやろうと思っていた親父を海外に
連れ出すことをやろうと思っております。

親父に、発展途上国はやだ!と言われてしまったので、
先進国で世界で一番輝きを放つ国、イタリアを目的地に選びました。

ベニス・フィレンツエ・ローマ・バチカン・シエナ・ナポリ・ポンペイ。。。。
この錚々たる都市群が直線にしてわずか400キロあまりの中に
密集している、最強の観光資源を持った国。

ここから今度の旅はスタートします。

そして、親父をイタリアから強制送還した後は、一人で、
スイス・ドイツ・オランダ・フランス・スペインをレンタカーで走る予定。

しめは、スペインで牛追い祭りとトマト戦争に参加。

20代、いや、ひょっとしたら人生最後の冒険旅行。
そう思うと、計画にも気合が入ります。
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by yuheihosono | 2006-07-30 01:59 | ヨーロッパ周遊旅行記

富良野・美瑛追加写真

富良野・美瑛より夏をお届け!

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by yuheihosono | 2006-07-27 10:43 | 日本最良の風景達

運命の出会い

2006年7月25日@富良野・美瑛

ラベンダーが満開ということを昨日聞きつけ、速攻で
富良野と美瑛に来たけれど、完全に恋に落ちました。

ここは、今まで見てきた世界のどんな場所にも引けをとらない、
美しい場所です。

運命の出会いといっても言い過ぎではない。

神がかってます。

帰り次第アップします。
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by yuheihosono | 2006-07-25 22:16 | 日本最良の風景達

ちょっと北海道に行ってきます。

さきほど、北海道の美瑛でラベンダーが最盛期に入ったという
情報が入りました。

ので、明日朝一番の航空券を予約して、宿も予約しました。

行って参ります(笑)

天気も晴れだし、3ヶ月ぶりに写真を撮りたくなりそう。

わくわくしてきたよ。

では!
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by yuheihosono | 2006-07-25 00:14 | 日本最良の風景達

南極・南米旅行記 第41日目 最終日・イグアス上空フライト

4月6日 アルゼンチン・イグアス→ブエノスアイレス→アメリカ・ニューヨーク

2月末から続いてきた旅もとうとう最終日を迎えることになった。
昼過ぎのフライトに乗るため、
余裕の3時間前に空港に到着。飛行場でネットをする。

が、イグアスを去る前にどうしても心残りとなっていることがあった。
昨日イグアスの滝が一日中曇っていたので、
晴天の下でのイグアスの滝の撮影が出来ていないのである。

旅の最後の思い出にイグアスの滝を空中から撮影して見たい、
と思ってしまった。

チェックインしているにも関わらず、空港にいる観光業者を捕まえ、
ヘリの飛行場までタクシーの手配をしてもらう。
フライトまでの時間は、後2時間。ヘリポートまでは片道30分。
フライトは15分。
全てが順調に行って戻ってきても、フライト45分前。
ぎりぎりである。
しかも、フライトは他に2人飛ぶ人間がこないと
余剰金を払わなければ飛ばない。

他にのりたいという乗客がヘリポートに待機していない限り、フライトが
成り立たない。

どう考えても無謀だった。

でも、何とかなるという理由のつかない確信があった。
人生、強く望めば何でもかなう、という旅を通して体験してきた不思議な直感。
タクシーの運転手に車を飛ばさせた。

飛行場につくと、やはりそんな都合よくフライト待ちしている人間はいない。
刻々と迫る時間。
もうタイムアップだと思った瞬間にヘリポートに2人組の中年カップルが来た。

天はまだ私を見放していなかった。

ヘリコプターに飛び乗った。
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イグアスの上空までわずか5-6分。
地平線まで続く緑の大地を一直線に河が切り裂き、
突然大地の裂け目が現れた。

すばらしい光景だった。

下から間近に見る滝もすばらしいが、
イグアスの本当の全景を捕らえるには、ヘリに乗る以外には無い。

ヘリの中からの撮影は体が自由に動かせるわけではないので、非常に難しい。
が、一瞬のチャンスを捉え、壮大なイグアスの滝を撮影。
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滝の上空に虹がかかった。
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旅の最後の思い出をイグアスが与えてくれた気がした。

フライト後、タクシーの運転手はエンジンを入れて待ち構えていた。
ダッシュで飛び乗り、空港に向かった。
絶対間に合うと信じていた。

なぜなら僕のチェックインは一番初めだったから
荷物は飛行機の中央部につまれてしまっている。

僕をキャンセルさせるには荷物を一番奥から
詰め替えなければならないのである。。

到着はフライト2分前。
タクシーの運転手は胸のところでクロスを切って僕を送り出してくれた。

カウンターでは全員俺のことを待ち構えていた。
やっぱり、みんな怒ってる。
いいじゃん、いつも遅れてばっかりなんだから、と内心思いつつ、
ごめんなさーい!
と明るく謝って飛行機に飛び乗った。

目指すは、ブエノスアイレス経由、アメリカ大陸。
かつて1年を過ごした、世界で一番美しい秋がある土地、
アメリカ合衆国・バーモント州。

そこで、ある世界的な企業の副社長のお宅にホームステイ予定。
我が師匠となる方と、人生について語り、次の道を考えてみます。

ここで、世界の辺境の旅は一旦お終い。
この後のバーモントの旅も、どきどきだったのだけれど、
それはまた次の機会に。

-----------------------------------------------------------------------

世界は、やはりどこまでも広く・多様で・美しい。
40日間の膨大な体験を要約するとただそれだけなのだけれど、
世界7大陸を旅して、改めてその思いを強くしました。

そして、この体験は自分の中だけで留めたくなかったので、
この世界の美しさ・厳しさ・多様さから受けた感動を、
文章と写真で一生懸命、記録として残してみました。

でも、伝えようとしといて言うのもなんですが、
絶対に伝わりきれてません。

世界が時折見せてくれる、美しさ・荘厳さにたいする深い感動は、
人間の五感のみならず、その場所にたどり着くまでの無数の苦労や喜び、
出会いの物語と共につむぎだされるものだからです。

この数年でインターネット上で手に入る世界の辺境の情報は劇的に
増えました。
2002年に南部アフリカを旅行した際には全く情報が手に入らず、
海外のサイトを総動員して、かろうじて旅行に必要な情報をそろえて
いました。

それが今や、どんな世界の僻地でも、ネットで手に入らない
情報や写真はなくなってしまったといっても言いぐらいです。

まして、ラブワゴンの登場が登場したことにより、
世界の辺境は、ものすごく身近に感じられるようになりました(笑)

でも、どんなにバーチャルな情報が増えて世界を知ることが
できるように思えても、やはりそれは他人のフィルタリングが
入った情報でしかなく、自らの五感すべてを動員して感じる
感動の深みとは、全く異なるものなのだと思います。

だから、この旅の記録は、誰かが自ら南米・南極の辺境へと
足を運ぶための、きっかけであってくれればいいなと思います。

将来のこの大地への旅がどんなものになるかは分かりませんが、
私の文章と写真とは比較にならない美しさ・荘厳さ、そして感動が
待っている事だけは保証できます。

それでは、皆さんの旅が素敵なものになりますように。

ご愛読ありがとうございました。
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by yuheihosono | 2006-07-22 18:51 | 南極・南米旅行記

南極・南米旅行記 第40日目 イグアスの滝に打たれる

4月5日 アルゼンチン・イグアスの滝

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とうとう、イグアスの滝に打たれる日が来た。
ジャングルツアーを見た後、
ボートに乗って滝に打たれるというセットツアーに申し込む。

このジャングルツアーは特筆するべきものも無く面白くないのだが、
滝に打たれるボートツアーはやはり、まじで面白かった。

この滝行ツアーは小型の滝と大型の滝二つに接近する。
第一番目の小型の滝では、文字通り滝の中に突っ込むのである。
乗客は全員水着に着替えていて、滝に当たる準備万端。

モーターボートで滝に近づく。
乗組員たちは、全員完全防水の合羽を着て、
首元までびっちりとファースナーで締め上げている。

そして、突入。

小型の滝といっても、滝は滝なので水の壁が目の前に迫ってくる。
しかも、よりによって俺の乗っている側から突っ込んでいった。

直撃第一号である。
当然だが全身ずぶぬれ。
でも、乗客みんな大はしゃぎ。

乗員も調子に乗り2度3度と突っ込む。
アドレナリン全開。最高!

そして、続いて、大型の滝に近づいていく。
これは、先ほどの滝と比べて規模が数倍違う。

さすがにこちらに直接突っ込んだら、無事ではいられない。
ので、あくまで滝つぼのぎりぎり限界まで突っ込む。
でも、先ほどの滝直撃を上回るインパクトがある。
なんたって、間違えて近づきすぎたら死ぬという、リアリティがある。

膨大な水の塊が落ちたことによって
湧き上がる水煙の中まで入っていくのだが、
正面から水の散弾銃を浴びせられているようである。
滝つぼ方向の視界0。

持ってきた写るんですの水中カメラの撮影を断念。
これじゃ何もうつらんよ。
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3回ほどボートで突入して、このボートトリップも終了。

ザンベジ川で体験した世界で一番激しいラフティングには
及ばないけれど、期待以上に面白かった。

そして、ボートツアーの後に、イグアスの滝の名物である、
悪魔ののど笛の鑑賞に行く。

悪魔ののど笛は、数百あるといわれるイグアスの滝の本流部分で、
僕がボートで突入した部分とは水量の桁が二桁ぐらい違う。
100メートルぐらい上の展望台にいるのに、
水飛沫で展望台上が豪雨になっているのである。

これぞ、世界最大の滝というインパクトがある。
惜しいかな、あまりに展望台が滝に近すぎるのと、
飛沫のすごさで写真に残せません。。。
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でも、世界三大滝の名に恥じないすばらしい迫力でした。

夜は、イグアスの街で出会った日本人の旅行者の方と食事。
この長い旅の最後のディナーを楽しんだ。
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by yuheihosono | 2006-07-22 18:40 | 南極・南米旅行記

南極・南米旅行記 第39日目 イグアスの滝到着

4月4日 アルゼンチン・ブエノスアイレス→ブラジル・イグアスの滝

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ブエノスアイレスからフライトで
旅の最終目的地であるイグアスまで移動。

このイグアスの滝は、ジンバブエにあるビクトリアの滝・
アメリカのナイアガラの滝と並び世界三大滝の一つと呼ばれる。
三大滝の中でも、滝の横幅(と多分水量)という意味では世界最大である。

イグアスの滝の観光は、ブラジル側とアルゼンチン側に別れる。
ブラジル側は全体を見るのに最適で、アルゼンチン側は
滝により接近して見ることが出来ると書いてある。

が、これは婉曲的な表現で、要するにアルゼンチン側の方が圧倒的
迫力があるということであり、ブラジル側は遠くからしか見えませんよ
ということである。
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ただ、アルゼンチン側にも利点はあって、観光用ボートが比較的小型の滝に
突っ込んでいく様子を見ることができる。
滝の近くまで行くというのなら今まで世界中色々見てきたが、
ボートごと観光客が滝に打たれているのははじめて見た。
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いくら小型の滝でも、そこまでやるか?

明日は、自分の番である。燃えてきたぞ!
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by yuheihosono | 2006-07-22 18:34 | 南極・南米旅行記

南極・南米旅行記 第38日目 ボリビア国境突破

4月3日 ボリビア・ビラゾン→アルゼンチン・フフイ→ブエノスアイレス

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朝一番で国境を突破。
アルゼンチン川の国境の町LaQuiakaでJujuy行きのバスに飛び乗る。
飛行機の離陸時間は14:00.
バスの予定到着時間は13:00で、Jujuyの町から飛行場までタクシーで
30分ということを考えると、ぎりぎりもぎりぎりだった。

が、最後の最後で予想外の妨害が入った。
Jujuyへ向かう途中の道で、
アルゼンチン軍による抜き打ち手荷物検査である。
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<↑当然、盗撮です>

アルゼンチンの乗客が、検閲とかあってごめんなと声を掛けてきた。
ボリビアはペルーと並ぶ悪名高いコカインの産地であるため、
国境からのバスには抜き打ち検査を掛けているのである。
全員バスから降ろされ、一人ひとりの手荷物検査である。
30分遅れ。
到着したとしても、飛行機の離陸時間である。
飛行場に行くのをやめようかとも思ったが、
アルゼンチン航空名物のスケジュール遅れを信じて空港に向かった。

信じるものは、救われる。

到着は、飛行機の離陸時間ぴったりだったが、
空港に入るや否や空港職員が、Hosono!といって声を掛けてきた。
カウンターの男性職員は職員、
こんな珍しい名前はお前しないないと思ったといって、
見事僕の名前を当てたことを他の職員に自慢している。
願いは天に届いたらしく、見事飛行機は一時間のスケジュール遅れ。
間に合った!

飛行機のゲートに並ぶと、麻薬犬をつれた職員が
乗客から麻薬の匂いがしないか犬に嗅がせている。
俺はよっぽど汚い格好だったらしく、犬が興味を示していないにもかかわらず、
わざわざ再度犬をけしかけて俺の荷物の匂いをかげとやっている。
ちょっと、むかついた。

でも、何とかアルゼンチンの首都ブエノスアイレスまで戻ってこれた。
宿を探すのに一苦労。
アルゼンチンのホテルは平日でも意味不明なほど
フルブッキングなことがおおい。

ただでさえ、英語で電話かけただけで電話を切られてしまうのに、
本当にホテルを押さえるのに苦労する。
でも、何とか、バックパッカーの宿を確保し宿泊できた。

明日は、この旅最後の目的地、イグアスの滝である。
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by yuheihosono | 2006-07-22 16:55 | 南極・南米旅行記

南極・南米旅行記 第37日目 ウユニ湖の朝焼け

4月2日 ボリビア・ウユニ湖→アルゼンチンとの国境
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朝5:30起床。昨晩の豪雨はやんでいた。
外はまだ暗闇に包まれているが、
地平線がかすかに白み始めている。

そして、宿の周囲は見渡す限り水で覆われている。
ほんのわずかだけこの宿だけ土台を高くしてあるので水没を免れているが、
宿の周囲はすっかり湖と化している。

幸運なことに、朝日のあがる一角だけが雲が切れている。
このまま行けば朝日が拝めるかもしれないということで、しばらく待機する。

6:00、東の空に赤みが差してきた。
友人のベニーをたたき起こす。
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昨日は純白の大地だったが、今日は湖を覆う水に十分な深さがあり、
朝焼けが始まった空と雲を鏡のように映し出している。

暗闇の中、塩のホテルから外に出る。

本当に地平線まで見渡す限り水没してしまっている。
でも、水深は浅いところならせいぜい10センチ程度。
ぎりぎり靴のソールと同じぐらいの厚さなので、
水溜りに入っても浸水してこない。

他の宿泊客達も、朝日を見ようとわらわらと宿から出てきた。
このすばらしい朝日と静寂を楽しむために、ホテルから大分離れた
ところまで水溜りを分け入って移動した。

鏡のような静かな水面に立ち、
刻一刻と赤く色づいていく美しい朝焼けを見つめた。
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突然、自分の後方から動物の鳴き声がした。
ふと振り向くと、後方から一羽の鳥が旋回して自分の前に
降り立ってきた。

フラミンゴである。

動物どころか植物さえ全く見当たらないところに、
一羽のフラミンゴが突如として自分の前に舞い降りてきた
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その時、一枚の写真を思い出した。
モーリシャスのビーチで、朝焼けの中にたたずむ一羽の鳥。
尊敬するカメラマンの三好和義さんの写真集「楽園」の表紙を飾った写真。

あの風景そのものだった。

カメラを持つ手が震える。あまりの美しさに、涙が滲んできて
ファインダーが良く見えない。

これまで見た中でも最良の朝焼けだった。

遥か遠くボリビアの大地まで、困難を乗り越えてきた祝福として
フラミンゴが撮らせてくれたのだ、そう感じた。
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朝日を見終わると、ウユニの町から迎えが来ていた。
明日の昼までにアルゼンチンの北辺の町Jojoy(フフイ)
まで移動して、ブエノスアイレスに行く飛行機に乗る予定になっていた。

アルゼンチン国境まで300KM、そこからさらに400KM。

日本なら今日中に余裕で到達だが、
南米最貧国の一つのボリビアの山道と国境越えの
2つの難関が待ち受けている。

明日の昼一番のフライトということを考えると、
今日中にJujuyに到達しなければならなかった。
発展途上国でタイムスケジュールぎりぎりの行動という
無謀極まりない挑戦である。

ウユニの町でボリビア国境近くの町まで行くバスに飛び乗る。
出発は朝の九時だった。
昼過ぎぐらいには次の目的地である国境から200KM
離れた町に着くかと思いきや、到着時間夕方の5時ぐらいとのこと。
国境は夜の8時に閉じてしまう。
最低限のノルマである今日中の国境越えすら暗雲が漂ってきた。

このウユニからの移動は、文字通り命がけのバス移動である。
昼寝から目を覚ますと、
最前列に座ってた僕の目の前に道が無い。
いきなり、高さ数百メートルの崖である。
初め目の錯覚かと思ったが、現実だった。
道がバスの車幅ぎりぎりぐらいしかないため、
カーブの際は目の前から道が消えて、
バスの巨大ウインドウいっぱいに切り立った崖が映し出される。
ちょっとでもハンドルワークを間違えるとみんなバスと共に崖下である。

バス代金は8時間で数百円にしかならないが、代償は命がけのバス旅行。
さすが、ボリビア。毎日楽しませてくれる。

途中の休憩所で、イスラエル人のカップルと話をした。
彼女たちは、自分の車も家もうっぱらってこの旅行に飛び出てきたとのこと。
親戚・友人から強烈な引止めを食らったが、
反対を押し切って二人で飛び出して南米一週旅行中とのことである。

南米の僻地で会う若手旅行者は、彼女たちのようにそれまでの社会的
バックグラウンドを投げ打って、長期旅行をする人が本当に多い。
投げ打ってきたものの分だけ、旅に掛ける真剣さがすごい。
同じ海外に飛び出すにしても、MBA取得などと違い、
旅に出るということは、どの国でも多かれ少なかれ道楽としてしか見られない。
でも、自分はやりたいのだといって、外に飛び出てくる。
確かに道楽かもしれないけれど、こういう自分に正直に生きている
人間たちのパワーというのは尋常でない。

一度旅が終わってこのパワーが他に転化されれば、
どんなことやっても成功できると思う。

他人に理解されなくても、やはり自分の情熱のありかには正直に耳を
傾けたほうがいいのだ、と思う。

国境近くの町に予定通り17:00に到着。
しかし、ここで衝撃の事実。何と国境の町Villazonへ行くバスが
16:00に出てしまっており、次のバスは朝の3時との事。

おいおい、どんなスケジュールなんだよ。

なんとしても国境を今日越えておかないとリスクが大きすぎる。
ということで、国境までの200キロをタクシーを雇うことにした。
タクシードライバー達に交渉したところ、60ドル出さなければ行かないという。
日収がせいぜい20ドルぐらいのところなのに、なかなかみんな強欲である。
で、俺が粘って40ドルまでしか出さんと渋っていたら、
一人の僕と同年代ぐらいの若者?が40ドルで行ってやると
いって名乗りを上げてきた。

国境まで一緒に過ごさなければならず、
肩が使えない以上もし強盗に早代わりして、
身包みはがされたら終わりである。

信用できる奴で無ければ断ろうと思った。

でも、何としてもビジネスを手に入れたいという必死さの中にも、
人間として必要な誠実さがあふれた、いい目をした男だった。
この男に国境までの同行をお願いすることにした。

発展途上国のドライバーの大多数と同じく、
この男もかなりの飛ばし屋だった。
せまい山の砂利道を猛烈に飛ばす。
この分なら20時のゲート封鎖前に到着できそうだ、、、、
と思ったところ、男が急にスピードを落とし始め、車を止めてしまった。

車の前に行ってボンネットを開けた。
ものすごい上記が噴出してきた。
オーバーヒートである。
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これ以上走らせたら本当にボリビアの山道で立ち往生である。
夕暮れが迫り頭上には雨具も垂れ込め雷が鳴る。
なかなか凄惨な状況の中、エンジンに水を掛け続け、再スタート。
男は申し分けなさそうな顔をして謝ってくる。

でも、僕は緊急事態大好き人間なので、
人生のねたが出来たといって喜んでいた。

国境に到着したのは9時だった。
案の定、国境のゲートは封鎖。
国境係員を泣き落としにかかったが、
スタンプを押す係りの人間がもう帰ってしまったとのこと。
仕方なく、近くのホテルに宿泊。
タクシーの兄ちゃんとはここで別れた。

明日のフライトは14:00である。フフイに到着予定は13:00過ぎ。
明日は、すべてが正しく進まなければならない。
厳しい戦いになりそうである。
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by yuheihosono | 2006-07-22 09:12 | 南極・南米旅行記

南極・南米旅行記 第36日目 空と大地の交わる所

4月1日 ボリビア・ウユニ湖


ウユニ湖は、世界で最大の塩の湖である。
横の広さは100KM以上で、四国の半分が入ってしまうほどの広大な土地。
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晴れた日は360度、地平線まで純白の世界。
そして、雨季になるとその塩の上にうっすらと水が張る。
しかし、非常に水深が浅いた鏡のような湖面が出来上がる。
雨季の晴れ間には、地平線まで空と雲を反射し、
地平線の境目が空に消えていく。

この湖面を4WDでドライブすると、まるで空を飛んでいるかのような
錯覚を起すのである。

世界中を旅してきたツワモノトラベラー達をうならせるて来た、
別格の風景である。


ウユニ湖を訪問の定番であるサボテン島を訪問。
この島は、まっ平らなウユニ湖上に突如として屹立する
小高い丘のようなところである。

全く植物の生えていない塩湖にあって例外的に、
丘の上はびっしりとサボテンに覆われている。

標高は100メートル程度しかないはずだが、
視界をさえぎるもののないこの塩湖を見通すには絶好の
ビューポイントである。

塩湖の乾燥した部分はどこまでも白く輝き、水に覆われた部分は鏡のように
空を大地に映し出していた。
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やがて、地平線の彼方から前粒のようなジープが、
湖の湖面上に映し出された雲の中を疾走してくるのが見えた。
大型のジープのはずなのに、本当にゴマ粒のよう。
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サボテン山から、宿泊地である塩のホテルへの帰り道、
広大な水溜りをドライブした。
車の下に雲の映像が移り、まるで運転席が飛行機の
コクピットになったかのような不思議な感覚に陥った。
あんまりにもすばらしい風景なので車を止めてもらって、風景の撮影。
湖に車が反射して、テレビコマーシャル顔負けの風景が撮れた。

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やがて、空が黒雲に囲まれ、豪雨が降ってきた。
この何の目印もない塩の湖では、ドライバーは周囲の
山々の風景で方角を見分けてドライブする。
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が、霧に囲まれてしまい、方角が分からなくなってしまった。
仕方が無いので、前に通った車によって作られたわだちを追って走って見る。
わだちは幾方向にも通っているので、どれが正しいかはドライバーの勘である。。

といえばかっこいいが、ドライバーもしばらく右往左往した後だったので、
もはやヤケクソのあてずっぽうといったほうが正しい。

適当に走ること10分、幸運にも塩のホテルが見えてきた。

ここに来る前は自分でレンタカーして塩の湖をドライブすることも考えたけれど、
よほど慎重にやらないと本当に路頭に迷う可能性がある。

でも、この広大な湖を自転車で横断するバイカーたちに出会う。
地平線にゴマ粒のように見えたのが、だんだんと大きくなってきて、
バイカーだと分かる。彼らは一日中同じ真っ白な風景の中を走り続ける。
まじで、すごい。


ようやく、本日の宿泊地である塩のホテルに到着。
このホテル名前どおり、建物全体が塩で出来ている。
骨組みは当然なのだが、机・テーブル・ベットにいたるまで
全てMade of salt.

出てきた食事が何故か薄味だったので、
テーブルをなめて味を足したというのは本当の話。
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このホテル、当たり前といえば当たり前なのだが、
塩の湖のど真ん中に立っているので電気が通っていない。
ので、夜中はろうそくで過ごすのである。

外は相変わらずの豪雨で、暗闇の中ちょっと心細いけれど、
ここは晴れの日にきたら本当にロマンチックかもしれない。
外には、これ以上ないぐらいの星空が祝福してくれるはずだしね。

降り続く豪雨に、塩のホテル、溶けちゃわないの?
とちょっと心配になりながら、ウユニの朝焼けに希望を託し就寝。
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by yuheihosono | 2006-07-22 01:30 | 南極・南米旅行記