百年に一度の好機 |
みんなが不況不況っていうので、 チョット書いてみました。 でも、そんなに嘘じゃないです。 今うちのお店は去年の2倍強ぐらいのペースで売れています。 先月単月だと3.5倍強ぐらい。 オーダーが裁ききれないので、去年の一人黙々体制から、 今月は3人で猛然とオーダーを裁き商品を売ってます。 なんでこんなことになるかというと、理由はシンプル。 消費者が安くて実用に足るものを求めているということ。 楽天という場所は元々少しでも安くて実用に足るものを求めてくる 場所だったわけです。 それがこの世紀の不景気という事で、 少しでも安くいいものを求めて、これまでパソコンが 出来なかった主婦層までが、なだれをうってネットでの 購買にシフトしてきています。 この主婦層の行動変化によって、デパートなどの 売り上げは今壊滅的な状態で、駅近くに法外な手数料を 払って店を出すというビジネスモデルは過去のものと なろうとしています。 ------------------------------ 不景気といっても、数字だけを追うなら前年度より1%程度社会の 総生産量が減るだけのことじゃないですか。 もし、みんな「平等に」売り上げが1%減るだけならどうってことは無い。 ちょっと我慢すれば良いだけの話。 でも、不景気の本質とは、人間のお金の使い方・行動様式、 言うならば「時代の流れ」を劇的に加速させ、 古いビジネスモデルに必死にしがみついて頑張ってきた人達を、 津波のように押し流し、変化に適応したものを劇的に成長させる、 そういったものなのだと思います。 ビッグスリーとかデパートとか、 日本という国の政治システムとかも。 ------------------------------- でも、守ろうとするものには100年に一度の危機だけれど、 挑戦するものにとっては100年に一度の機会。 アフリカの空港に一人でバックパックを担いで降り立った時のような、 未知に対する2割の恐れと8割の好奇心があったあの時のような心境。 暴風雨の中でじっとするのも手だけれど、 その中でもあえて帆を高く掲げた人こそ、 どこまでも遠くにいけるかも、そんな気もするんです。 |
by yuheihosono
| 2008-12-16 02:59
| 仕事
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