ヨーロッパ周遊旅行記 第二十二日目 灼熱の大地 |
2006年8月27日 スペイン バルセロナ→マドリッド近郊 スペインの大地。 空はどこまでも晴れ渡り、大地の果てまで雲のかけらすら見当たらない。 大地は乾ききり、グランドキャニオンや 南米のパタゴニアを思わせる、荒涼とした大地がどこまでも続く。 スイスで日中20度台前半だった気温は、35度を超えている。 フランス・ドイツ・イタリアが緑豊かな豊穣の大地なのに比べ、 ピレネー山脈を隔てた南側は、非常に厳しい大地である。 シエスタ、という考え方がなぜ生まれたのか、この大地に来ればよく分かる。 夜9時まで続く日照の中、酷暑の2時・3時に厳しい日差しを避けて 休養を取るということは人間の自然なリズムが 見つけ出した知恵なのである。 (上記高速のパーキングで昼寝しました。日陰が見つけにくいんだ。) 夜、マドリッド近郊に到着。 明日朝は牛追い祭りである会場を下見。 牛追いのメインとなる道は、全長500メートルあるかないかぐらいである。 印象的なのは、道幅の狭さ、 5-6メートル程度しかない。 道の両側は、非常に頑丈そうな木製の枠で覆われている。 こんなところにたくさん牛を放したら一体どうなってしまうのか? スタジアムまで逃げ切るしかない。 いや、でも、どう考えても牛より早く走るのは厳しいだろう! 絶対無事に帰る、をモットーに旅をしてきたのに、 今度ばかりは自信がもてない。 ぬぬぬぅ。 明日の朝、また決断しよう。 |
by yuheihosono
| 2006-09-30 18:30
| ヨーロッパ周遊旅行記
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