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2006年2月から4月で南極・南米を周りました。7大陸訪問達成!連絡先は以下でお願いします yuheihosono@hotmail.com
by yuheihosono
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南極・南米旅行記 第17日目 南極で泳ぐ

<2006年3月12日@南極半島Deception Island>
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朝からこの旅行最大の衝撃が走った。
朝起きると船窓の外には雲ひとつない空が広がっている。
南極に来て以来のすばらしい快晴が訪れた事は明らかだった。
だが、、、昨日までいたるところにあった氷山がすべてなくなっている。

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Oh my GOD!

南極に来た最大の目的は、太陽の下で光り輝くディープブルーの氷山を
見ることだったのに、船はとっくに氷山のある海域を出て
北上を開始していたのだった。

昨日の夜のパーティーが「Toast to Antarctica(南極に乾杯)」
となっていたので南極を出るのは今日なのに気の早いやつらだと思っていたら、
いわゆる「南極大陸」を見るのは昨日が最後で、
後の旅程は南極圏にある火山島を見るというだけだったのだ。。。

氷山を探しにデックに出ると、すばらしい朝日が水平線から昇ろうとしていた。
完璧に晴れ渡った本当に美しい日の出だった。
でも、日の出が美しければ美しいほど僕の心は深く沈んでいった。
人生をかけた旅行だったのにどうしてくれるんだよ。。。
デックの上で美しい南氷洋の日の出を見ながら立ち尽くしてしまった。。。

今日の目的地はDeception Island(ディセプションアイランド)だった。
この島は火山島であり、中心部が爆発で吹っ飛びカルデラとなっている。
そのカルデラは外海とつながっているため、
南氷洋の暴風を防ぐ絶好の港として古くから捕鯨基地となってきたのだった。
もちろん現代では捕鯨産業は消え去っているため、
その基地も往時の雰囲気を今に残しながら、静かにたたずんでいる。


このDeception Islandは火山島であるため、
波打ち際の砂浜を掘ると地熱であっためられた温泉がわきあがってくる。
このため、南極圏で入る温泉として南極ツアーでは
定番の訪問地の一つとなっている。

この温泉への入浴の前に、
南氷洋を望む標高600メートルほどの島の山頂への登山が行われた。
この登山が僕を生き返らせた。
山頂に近づくにつれ、完璧な青空の下、南極まではるかにつながっていく
海がどこまでもどこまでも見渡せた。
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そしてはるか遠くの海上に巨大な氷山が一つだけ浮いているのを見つけた。
夢にまで見た南極の青空の下で見る氷山、
最後の最後で南極がその一端を見せてくれた。
「また来いよ」南極がそう言ってくれたような気がした。

全体の一番最後として下山をすると、すでにビーチには温泉が出来上がっていた。
南極で温泉というのは非常に記念となるすばらしいことであるが、
せっかく南極に来たのに、ただ温泉に入るだけでは芸がない、、、
ということで、服を脱ぐやいなや、南極の海へ向かってダッシュした。
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広がる青空の下、南極の海へダイブ!
浜辺は、地熱であっためられていて暖かいのだが、
腰までつかる辺りになると完璧に南極の海の温度に変わる。
究極の寒中水泳。
とりあえず、南極の海でクロールした人間の称号をいただきました。
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しかし、南極の海から出てくると、
あまりの寒さから開放されたためかぜんぜん寒くない。
単純に空気と水とでは比熱が違うから、
熱の奪われる速度が落ちただけなのだろうが、でも不思議なくらい寒くない。。。
でもせっかくだからということで、温泉に飛び込む。。。。


めちゃくちゃ熱い。
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特に砂からわきあがってくる部分は殺人的に熱い。
後で聞いたところによると沸きあがる部分は80度あったそう。
南極の海で凍死なら分かるが、南極の温泉で茹で死に?しそうになる。


温泉からあがると、ウエデルアザラシが眠りながら夢でも見ているのか
目をつむったままごろごろと愛くるしい顔で転がっていた。
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人間がずっと浜にいるのに本当にリラックスして寝ている。
陸上には天敵がいないから本当に南極の動物は人を怖がらないでいてくれる。
もちろん、あまりにも近寄りすぎるとびっくりしてかまれるらしいけど。。。
南極の厳しい自然が逆に地上最後の楽園といえる場所を作り出している。
いつかまた、この動物たちにも会いに来たいな、心からそう思った。
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by yuheihosono | 2006-07-10 07:03 | 南極・南米旅行記
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