逆転の兆し |
祖母の看病6日目。 状況は悪くない。というか、大分希望を持てる結果である。 酸素供給は依然として100%であるが、酸素摂取量は97-98で安定している。 昨日までは、摂取量が90台前半と後半を上下していたのだが、 今日は見事なまでに安定して動かない。 レントゲン検査の結果も、劇的と言う程ではないが改善の方向に向かっている。 何より、説明する医者の顔が明るいのがよい。(笑) もちろん、いつ心停止が起こるか予断を許さない状況ではあるものの、 多少は希望を持っていい内容に、看護側の息が吹き返してきた。 しかし、今回の祖母の入院の件から考えさせられたのは、 自分との大切な人との関係に優先的に時間を割り振っていくことの大切さである。 祖母と二人だけの時間を取ろうと言うことは以前から決意していたことだったのに、 時間の設定をずるずると先延ばしにしたために、危うくそれが永遠に実現できなく なるところであった。 「経営にとって最も大切な事は、最も大切な事を、最も大切に扱うことである。」 経営の父と称されるピーター・ドラッカーの言葉である。 個人個人がそれぞれの人生の経営者だと考えれば、この考え方は 人生にも当てはまる。本当に大切な人との関係をどれだけ大切に扱ってきたか、 それはそのままその人の人生のクオリティに直結する問題ともいえる。 本件が落ち着いたら、父方の祖母と私の父母と一緒に過ごす時間をすぐにセットしようと思う。 もう、同じ間違いは繰り返したくない。 |
by yuheihosono
| 2006-05-26 02:37
| 日常
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