一筋の光明 |
病院に祖母の子供4人が全員集合。 昨日の容態悪化を受け、最後通牒の連絡を覚悟していたが、 レントゲンの結果、肺炎に若干ながら改善の兆しが見える。 正に一筋の光明である。 しかし、高濃度の酸素吸入による肺への負担が心臓に伝わり 心停止の危険は以前去っていない。肺が良くなるのが先か、 心臓が止まるのが先か時間との戦いである。 実際祖母の看病をしていても、酸素摂取の数値が前日に比べて 明らかに向上している。前日の酸素摂取率が酸素濃度100%で92ぐらい だったのに比べ、96-98ぐらいまで改善が見られる。 希望が見えた、ということは、実は親族にとっては更なる葛藤の持続と言うつらい側面もある。あきらめる、のであれば気持ちも楽になるのだが、一度希望を持ってそこから 突き落とされるかもしれないという恐怖と戦うのは、中々に辛いものである。 今回のことで一番心を痛めている祖母の長男は、看病を僕に託して 万一に備え葬儀の道具の買出しに行く。心中、察するに余りある。 しかし、明日は、祖母の孫の一人がイギリスから緊急帰国する。 一族で一番の元気娘である。祖母にとって最大の応援であると共に、 自分にとっても本当に心強い味方の到着である。 ばあちゃん、まだ、試合は終わってないよ。一緒にがんばろう。 |
by yuheihosono
| 2006-05-25 02:24
| 日常
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