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2006年2月から4月で南極・南米を周りました。7大陸訪問達成!連絡先は以下でお願いします yuheihosono@hotmail.com
by yuheihosono
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安西先生の教え

今日も再び祖母のお見舞い。
酸素供給濃度は昨日の100%から90%に減っていたが、血中酸素濃度は92ぐらいと昨日の94から落ちている。健常の人の場合、普通の空気(酸素濃度30%)で血中酸素濃度は98ということなので、依然酸素の取り込みに深刻な問題がある。この一連の原因をお医者様とお話したところ、入院の原因である胆石の除去の手術は成功したが、胆管にたまっていた胆汁を吐き出そうとした際に、誤って肺器官に誤飲され、肺の器官に深刻なダメージを与えてしまったとの事。この一週間の生存可能性は50%ぐらいと告げられる。普通の状態で聞いたらショッキングな数字だけれど、正直ほっとした。僕が思っていたよりずっと高い数字である。パンドラの箱の底に見出したかすかな希望だけれど。笛が鳴るまであきらめちゃいけない、と安西先生(湘北高校)にいわれたので、もうちょっと僕も希望を持ってがんばって応援することにする。

オシログラフの前に佇んでいると、その数字の変動に心が揺れ動く。心拍数・血圧と共に酸素血中濃度も数秒ごとに上下動するのだが、93から92、そして91へと下降を示したときは、こちらの血圧まで下がっていくのを感じる。目の前にいる祖母ではなく、機械の数値の上下動に心が奪われるのは本末転倒だけれど、全く動かない祖母の変化を知るてがかりは、その機械のデジタル化された数値なのである。。。

病室を一時退出して、外に出る。多摩の新緑が目にまぶしい。青々とした生命力溢れる新緑と祖母の病室の風景がとても同じ時間を共有しているとは思えず、不思議な感覚を覚える。

周囲に親戚がいなくなって、祖母と自分だけになった時、返事が無いのを承知で話しかけてみた。そうしたら、突然右手をばたばたと動かして反応を示した。昨日、看護婦さんが、こん睡状態の人でも声をかけると反応を示すことがあるから声をかけてあげてくださいねと言ってくれたが、本当に反応があって驚いた。全く力になれないと思われた自分にも、何かの役に立てるのかも知れない。そう思うと、心が震える。リカバリの可能性も、僕達家族ができることも、まだある。ホイッスルがなるまで、祖母も、家族も、僕もがんばる。
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by yuheihosono | 2006-05-23 01:14 | 日常
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